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エアコンから出火する!?

「エアコンって火が出るの…?」
そう思われた方は多いかもしれません。

近年、家庭火災の原因の一部として“エアコンの出火”が報告されているのをご存知でしょうか?
「火を使ってないのになぜ?」「エアコンって安全じゃないの?」そう思っている方にこそ読んでいただきたい、見えないリスクとその予防策を解説します。


1. 実際に起きている「エアコンからの出火」事例

総務省消防庁が発表する火災統計や、報道などでも「エアコン火災」はたびたび登場します。

✔ 事例:

  • 東京都 50代女性宅:夏場にエアコン使用中、突然本体から火花→壁面が焼ける火災
  • 大阪府 飲食店:天井埋め込み型エアコンから出火、夜間無人のため被害拡大
  • 宮城県 高齢者宅:エアコンのコンセント付近から発煙、老朽化による内部ショート

2. エアコン火災の主な原因は?

火を使わないはずのエアコンから、なぜ火が出るのか。その主な原因は以下の通りです。

① 電気系統のショート(配線の劣化・断線)

10年以上使用したエアコンや、誤った設置・増設による配線の異常がショートを引き起こすケース。コードが焦げた臭いがしたら要注意。

② ホコリの蓄積 → 発熱による発火

エアコン内部やコンセント周辺に溜まったホコリが、熱を持った部品に触れて発火することがあります。特に湿気と油が混じると引火性が高まります。

③ コンセント・プラグのトラッキング現象

コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、そこに湿気が加わると微弱な放電が発生。これが「トラッキング現象」となり、発煙・発火に直結します。

④ モーターの加熱・冷却不足

内部の送風モーターや圧縮機(コンプレッサー)が、冷却不足や部品摩耗によって異常加熱し、発火の原因になることも。


3. 「内部の汚れ」が火災を引き起こす下地になる

とくに見落とされがちなのが、ホコリや油汚れが発火リスクを高めるという点です。

  • 吹き出し口やフィンに詰まったホコリ
  • 調理中の油煙が吸い込まれて付着した油脂分
  • 長期間放置されたカビ・繊維くず

これらは可燃物です。内部に電気系統がある以上、ショートや異常加熱が起これば簡単に引火してしまいます。

特にキッチン近くや、ペットを飼っている家庭では、内部に細かい汚れがたまりやすく、放置すればするほど火災リスクが上昇します。


4. あなたのエアコンが危険なサインを出していないか?

  • エアコンの風が弱く、焦げたような臭いがする
  • プラグ周辺が熱い、変色している
  • 異音や振動が大きくなった
  • 電源コードが硬くなっている、変形している
  • 使用中にブレーカーが落ちる

こうした症状は「使用年数による劣化」だけでなく、「内部の汚れ・放熱不足・回路異常」による可能性が高く、速やかに使用を中止し、業者に点検・清掃を依頼するべきサインです。


5. 火災予防のために、家庭でできる対策とは?

✔ 使用前の点検

  • コンセントのぐらつき、焦げ付き、異臭がないか確認
  • フィルター・吹き出し口のホコリ除去
  • 本体のカバーがきちんと閉じているか確認

✔ 定期的な清掃

  • 年1回のプロによる分解洗浄が理想
  • 使用頻度が高い家庭・店舗は年2回以上

✔ プラグ・コンセントのトラッキング対策

  • 定期的にプラグを抜いて掃除
  • ホコリ防止キャップを使用
  • コンセントまわりに家具や布が密着しないよう配置

✔ 買い替えのタイミング

  • 使用10年以上が目安。異音や冷え不良がある場合は即検討

6. 万一のために備えておくべきこと

どれだけ予防していても、100%リスクをゼロにすることはできません。だからこそ、早期発見と初期対応が重要です。

  • 火災警報器(煙感知型)をエアコン近くに設置
  • 消火器の常備(天ぷら火災対応の粉末タイプ推奨)
  • ブレーカーの位置と遮断方法を家族で共有

また、火災保険の内容確認もしておくことで、万が一の時の備えが万全になります。


7. 定期メンテナンスが「火災予防」の最善策

最も効果的な対策は、プロによる定期的な点検・分解清掃です。

  • 電気系統の点検
  • 内部にたまったホコリ・油汚れの除去
  • 冷却機能・モーター稼働のチェック
  • 異音・異臭の原因究明

まとめ:「火を使わない=安全」ではない時代に

エアコンはもはや生活インフラの一部です。しかし、その裏で、定期的な清掃・点検が行われていないエアコンは“潜在的な火災リスク”を抱えている存在であることを、多くの人が知りません。

  • 古いエアコンを長年使っている
  • プラグやコンセントが熱くなる
  • 内部清掃を何年もしていない
  • 調理や喫煙のある部屋で使用している

「まさか、エアコンから火が出るなんて…」という後悔をしないためにも、今日からできることを始めましょう。