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〜あなたのエアコン、大丈夫ですか?知らないと危ない家庭火災の実態〜
「エアコンって火が出るの…?」
そう思われた方は多いかもしれません。
近年、家庭火災の原因の一部として“エアコンの出火”が報告されているのをご存知でしょうか?
「火を使ってないのになぜ?」「エアコンって安全じゃないの?」そう思っている方にこそ読んでいただきたい、見えないリスクとその予防策を解説します。
総務省消防庁が発表する火災統計や、報道などでも「エアコン火災」はたびたび登場します。
これらに共通するのは、「前兆がなかった」「気づいたときにはすでに発火していた」という点です。まさに“静かな火種”といえる存在です。
火を使わないはずのエアコンから、なぜ火が出るのか。その主な原因は以下の通りです。
10年以上使用したエアコンや、誤った設置・増設による配線の異常がショートを引き起こすケース。コードが焦げた臭いがしたら要注意。
エアコン内部やコンセント周辺に溜まったホコリが、熱を持った部品に触れて発火することがあります。特に湿気と油が混じると引火性が高まります。
コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、そこに湿気が加わると微弱な放電が発生。これが「トラッキング現象」となり、発煙・発火に直結します。
内部の送風モーターや圧縮機(コンプレッサー)が、冷却不足や部品摩耗によって異常加熱し、発火の原因になることも。
とくに見落とされがちなのが、ホコリや油汚れが発火リスクを高めるという点です。
これらは可燃物です。内部に電気系統がある以上、ショートや異常加熱が起これば簡単に引火してしまいます。
特にキッチン近くや、ペットを飼っている家庭では、内部に細かい汚れがたまりやすく、放置すればするほど火災リスクが上昇します。
以下のような状態があれば、それは「火災の前兆」かもしれません。
こうした症状は「使用年数による劣化」だけでなく、「内部の汚れ・放熱不足・回路異常」による可能性が高く、速やかに使用を中止し、業者に点検・清掃を依頼するべきサインです。
火災は“防ぐ”ことができる災害です。エアコンに関しては、以下の予防策を徹底しましょう。
どれだけ予防していても、100%リスクをゼロにすることはできません。だからこそ、早期発見と初期対応が重要です。
また、火災保険の内容確認もしておくことで、万が一の時の備えが万全になります。
最も効果的な対策は、プロによる定期的な点検・分解清掃です。
こうした“予防点検”を年1回実施することで、火災リスクは大幅に低減します。安全は、日々の管理と専門知識によって守られるのです。
エアコンはもはや生活インフラの一部です。しかし、その裏で、定期的な清掃・点検が行われていないエアコンは“潜在的な火災リスク”を抱えている存在であることを、多くの人が知りません。
一つでも当てはまる方は、今すぐ安全の見直しを。
「まさか、エアコンから火が出るなんて…」という後悔をしないためにも、今日からできることを始めましょう。