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梅雨〜夏にカビが爆発的に増える理由と対策

「エアコンからカビ臭い風が出てくる」「使い始めたばかりなのに部屋中がむわっとする」といった声が急増します。それもそのはず――梅雨から夏にかけては、エアコン内部にカビが爆発的に増殖しやすい季節なのです。


■ カビが最も活発になる「湿度60%以上・気温25度以上」

カビの繁殖条件は、一般に「湿度60%以上・温度20〜30度・栄養分があること」とされています。これがまさに梅雨時〜夏のエアコン内部そのものなのです。

梅雨時の特徴:

  • 外気が多湿でエアコン内部もジメジメ
  • 使用開始時は冷房が不十分で、内部が冷えにくく結露しやすい
  • フィルターや熱交換器が汚れていると、空気の通りが悪く湿気がこもる

夏の特徴:

  • 高温+高湿で、エアコン内部は“カビの温室”状態
  • 冷房運転時に発生する大量の結露が乾燥せずに滞留
  • 暖房とは異なり、冷風が出るためカビ臭を感じにくく、知らないうちに悪化

■ エアコン内部の「3大カビスポット」

  1. 熱交換器(アルミフィン)
    冷気をつくる重要部位。結露しやすく、ホコリがたまりやすい場所。
  2. 送風ファン
    風を室内に送る回転部分。ここに黒カビが繁殖すると、風に乗って部屋中に飛散します。
  3. ドレンパン・ドレンホース
    水を受けて排出する部品。ここに汚れやカビが溜まると、異臭や水漏れの原因になります。

■ 見逃しがちな“掃除機能付きエアコン”の落とし穴

「自動お掃除機能があるから大丈夫」と思っていませんか?実はこの機能、フィルターのホコリを取るだけで、カビの発生源である内部までは洗浄できません


■ 梅雨〜夏のカビ対策5選(家庭でできる予防策)

✅ 1. 使用後は送風モードで内部乾燥

冷房後、30分〜1時間送風運転をすることで、結露を飛ばしカビの繁殖を防止します。

✅ 2. フィルターの定期清掃(月1回目安)

フィルターの目詰まりは通風を悪化させ、湿度がこもる原因に。水洗い+完全乾燥でOK。

✅ 3. 部屋の換気を習慣に

梅雨時は空気の流れをつくることで、部屋全体の湿気を抑えエアコンへの負担も軽減されます。

✅ 4. 設定温度は「やや高め」から始める

冷房の急な設定は内部に大量の結露を起こしやすくなります。最初は27℃〜28℃からがおすすめ

✅ 5. 室外機周辺も清潔に

風の通り道に草木やホコリがあると排熱が妨げられ、内部の湿気がこもる原因になります。


■ カビが発生してしまったら?根本解決は「プロ清掃」

家庭での掃除では届かない内部のカビ汚れや異臭は、プロの分解洗浄が最も有効です。

  • 高圧洗浄機で熱交換器や送風ファンを徹底洗浄
  • 防カビ・抗菌コートの施工で再発防止
  • ニオイ・効きの悪さ・水漏れなども同時に改善

さらに、冷房効率が改善されることで、電気代が下がるケースも多く報告されています。


■ まとめ:梅雨〜夏は「エアコンの健康診断」シーズン

状況リスク対策
湿度60%以上・温度25度以上カビが急増しやすい使用後の送風・換気・掃除
自動お掃除付きエアコン内部は清掃されない分解洗浄が必要
カビ臭・水漏れ・異音重大トラブルの兆候プロによる点検・清掃を検討

梅雨から夏にかけてのエアコンは、ただの冷却装置ではなく、空気の衛生管理装置でもあります。家族の健康、快適な暮らしのためにも、「清掃の習慣化」と「必要に応じたプロの活用」が、これからの時代の“賢い選択”です。