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社内向けコラム「環境整備は仕事の原点」

NHCの理念は「人と仕事を輝かせる」。
この言葉には、人が輝くための“土台”を整えるという意味が込められています。
その土台こそ、私たちが日々意識して取り組むべき「環境整備」です。


■「環境整備」とは何か

環境整備という言葉を聞くと、まず「掃除」を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、掃除は環境整備の大切な一部です。
しかし本質は、“整理・整頓・清掃”だけにとどまりません。

それは、「仕事のやり方」「考え方」「心の持ち方」まで整える活動のことです。
たとえば、机の上を整えること。
ファイルを決まった場所に戻すこと。
それだけでも、心がスッと整い、頭の中の混乱が減ります。


■掃除は心の鏡

ある経営者がこんな言葉を残しています。

「トイレを見れば、その会社の心が見える」

掃除という行為は、単なる作業ではありません。
目に見える場所を整えることで、見えない心が整っていくのです。

掃除の行き届いた現場には、不思議と「気」が流れています。
一方で、ホコリが溜まり、物が散らかった職場には、どこか停滞した空気が漂います。
清掃業を生業とする私たちだからこそ、まず自分たちの現場が模範であるべきだと考えます。


■「塵を払わん、垢を除かん」という精神

私たちNHCは清掃業を通じて、「塵を払わん、垢を除かん」の精神を大切にしています。
これは単に汚れを落とすという意味ではなく、心の塵、組織の垢も除いていこうという姿勢です。

日々の業務の中で、
・ちょっとしたごみを見て見ぬふりをしてしまう
・資料の置き場所が曖昧なままになっている
・報告・連絡・相談が後回しになっている

こうした“小さな乱れ”が、やがて“大きな問題”になります。
だからこそ環境整備は、「小さな乱れに気づく力」を鍛える場なのです。


■環境整備の3つの視点

1️⃣ 整理整頓(物の乱れをなくす)
使うものと使わないものを区別し、必要なものだけを必要な場所に。
整理は「判断力」を養い、整頓は「段取り力」を磨きます。

2️⃣ 清掃(汚れを取り除く)
汚れを発見し、取り除くことで、気づく力と責任感が育ちます。
現場の小さなホコリを見つけられる人は、
仕事のリスクにも早く気づける人です。

3️⃣ 清潔・習慣化(良い状態を保つ)
一度整えても、放っておけば乱れていく。
だからこそ毎日コツコツ整える。
それが「清潔」であり、環境整備の最終段階です。


■環境整備がもたらす“成果”

環境整備は見た目を整えるだけでなく、生産性を劇的に高めます。
机の上が整理されていれば、探し物に費やす時間が減ります。
倉庫や車両が整っていれば、道具の紛失や破損が減ります。
パソコン内のデータが整っていれば、報告書の作成も早くなります。

「探す時間」「迷う時間」「やり直す時間」――
これらを減らすことが、本当の意味での“効率化”です。


■心を整えるリーダーへ

環境整備は、リーダーシップの出発点でもあります。
周囲に「掃除しろ」と言う前に、自ら率先して整える。
その姿勢が、チーム全体の空気を変えていきます。

現場の机を整え、車両を清潔に保ち、報告書を丁寧に仕上げる――
そんな日々の積み重ねが、「信頼されるリーダー」を育てます。


■まとめ:環境整備は“文化”である

NHCが目指すのは、単なる清掃会社ではありません。
「人と仕事を輝かせる」文化を持つ企業です。
その文化の根にあるのが、環境整備です。

環境整備は一時的なイベントではなく、毎日の習慣
そして習慣が積み重なって、会社の文化になります。

清掃業界で働く私たちが、
まず自分たちの職場・車両・倉庫・データ・心――
すべてを整えて輝かせていく。

それこそが、NHCの環境整備であり、
「人と仕事を輝かせる」ことの第一歩なのです。