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お掃除機能付きエアコンも分解洗浄が必要な理由

「うちのエアコンはお掃除機能付きだから大丈夫」「フィルターを自動でキレイにしてくれるなら安心」——そう思っていませんか?

確かに、“お掃除機能付きエアコン”は近年多くの家庭に普及し、「自動でフィルター掃除をしてくれる」という機能は、非常に便利に感じられます。

しかし、実はこの機能があるからといって内部のすべてがキレイになるわけではありません。むしろ、「お掃除機能付きだからこそ汚れに気づかず、状態が悪化しているケース」が非常に多いのです。

本記事では、なぜお掃除機能付きエアコンにも分解洗浄が必要なのか、その根拠と具体的な症状、そして清掃の必要性について、専門的かつ分かりやすく解説していきます。


1. 「お掃除機能」はフィルターしか掃除していない

まず大前提として、「お掃除機能付きエアコン」はフィルター部分のホコリをブラシで自動的に除去する機能に過ぎません。

つまり、

  • 送風ファン
  • 熱交換器(アルミフィン)
  • ドレンパン
  • 吹き出し口内部

などの“内部構造”に付着するカビ・雑菌・油分・タバコのヤニといった頑固な汚れには、一切対処できないということです。

✔ よくある誤解:

「自動掃除してるから、中も全部キレイなんでしょ?」

いいえ。内部はむしろホコリと湿気でカビの温床になっています。


2. お掃除機能付きエアコンは、汚れが溜まりやすい構造でもある

多くの方が意外に思われますが、お掃除機能付きエアコンは、標準機種よりも内部が複雑な構造になっているため、汚れやすく、清掃がしにくいという欠点もあります。

✔ その理由は…

  • フィルター掃除用ユニットがかさばっていて、空気の通り道が狭い
  • 配線・モーター・ギアなどが多く、ホコリが溜まりやすい
  • 掃除ユニット自体にホコリや油が絡まりやすい

3. 清掃されていない内部のカビが健康被害の原因に

「最近、エアコンから出る風が臭う」「子どもが咳をしやすくなった」「寝ていると喉がイガイガする」……それ、エアコン内部のカビや雑菌が原因かもしれません。

お掃除機能では防げない症状:

  • 黒カビが付着した送風ファンから吹き出す空気
  • 結露水が溜まったままのドレンパンに繁殖する菌
  • ホコリに含まれた花粉・ダニ・アレルゲン物質

こうした汚染空気を長期間吸い続けることは、アレルギーや喘息、シックハウス症候群などの健康被害につながる恐れがあります。


4. プロが行う「分解洗浄」でしか対処できない構造的な汚れ

お掃除機能付きエアコンの構造は複雑で、家庭での清掃はほぼ不可能です。だからこそ、分解洗浄が必要になります。

プロの技術者は、以下のような工程で丁寧に清掃を行います:

  1. 自動掃除ユニットを分解・取り外し(ここが最も難しい)
  2. 養生と高圧洗浄機の設置
  3. 熱交換器・送風ファン・ドレンパンを高圧水で丸洗い
  4. 吹き出し口やルーバー部分を手作業で除菌
  5. 防カビ・抗菌処理(オプション)

これにより、家庭では手が届かないエアコンの“深部”までリセットすることが可能になります。


5. 分解洗浄後の驚くべき変化とは?

実際に清掃を依頼したお客様の声からも、以下のような“体感変化”がよく報告されています:

  • 「風がとにかくパワフルになった」
  • 「異臭が完全になくなった」
  • 「部屋全体の空気がクリーンに感じる」
  • 「電気代が月1,000円以上下がった」

特にお掃除機能付きエアコンは、構造が複雑な分だけ汚れの影響も大きく出やすいため、洗浄効果が顕著に感じられるケースが多いです。


6. 分解洗浄はどれくらいの頻度で行うべきか?

メーカーや清掃業者が推奨しているのは、「2〜3年に1回の分解洗浄」。ただし、以下のような環境下では1〜2年ごとの清掃が理想的です。

  • ペットを飼っている
  • 喫煙習慣がある
  • キッチン近くに設置している
  • 高湿度エリア(梅雨時期の多い地域)

清掃の頻度は、使用状況や室内環境によっても異なりますが、ニオイ・風量・汚れの目視をもとに判断することが大切です。


7. 自動掃除ユニットの故障リスクを未然に防ぐ効果も

お掃除機能付きエアコンには、モーター・ギア・配線などが組み込まれており、これらの部品がホコリや油分で汚れると、動作不良やエラーコード(例:U4、H6など)を引き起こす場合もあります。

定期的に分解清掃することで、こうした電子部品の寿命延長にもつながるため、結果的には修理費用の節約にもなります。


まとめ:お掃除機能=メンテナンス不要、ではない

「お掃除機能付きだから掃除はいらない」と思っていると、見えない場所にどんどん汚れが蓄積し、知らぬ間に健康や電気代、機器の寿命に悪影響を及ぼす可能性があります。

だからこそ、

  • お掃除機能があるからこそ「見えない汚れに注意」
  • 複雑な構造は「プロに任せる」が正解
  • 定期的な分解洗浄で「性能・快適性・衛生面」を維持

という意識が大切です。

“自動”に頼るだけでなく、適切なメンテナンスこそが本当の安心と快適につながるのです。