掃除のプロが多数在籍。チームで手掛けるキレイの技。
「塵を払わん、垢を除かん」
——これは禅語で、「身体の塵を払い、心の垢を除く」という意味を持ちます。

この言葉には、表面的な汚れを落とすだけでなく、心や生き方そのものを清めるという深い教えが込められています。
そしてこの考えこそ、私たち日本ハウスクリーニンググループ(NHC)が掲げる経営理念、
「人と仕事を輝かせる」
——に通じるものです。
清掃の仕事とは、汚れを取ることではなく、輝きを取り戻すこと。
その本質は、モノにも人にも共通しています。
長年使われてきた床や壁、エアコン、浴室。
そこに蓄積された汚れを丁寧に取り除くと、素材本来の美しさが現れます。
人も同じです。
日々の忙しさや悩み、慣れによって、いつの間にか心に“垢”がついていく。
しかし、一度立ち止まり、自分を整える時間を持てば、再び本来の輝きを取り戻すことができます。
掃除とは、空間をきれいにするだけでなく、人の心や仕事の在り方を磨く行為なのです。
NHCの現場では、お客様の「わぁ、キレイ!」という笑顔が最高のご褒美です。
けれどその笑顔の裏には、スタッフ一人ひとりの地道な努力があります。
道具を丁寧に洗い、車をきれいに保ち、報告書を正しく書く。
その一つひとつが“仕事を輝かせる”行為です。
清掃業は決して華やかではありません。
ですが、「見えないところを整える」ことに価値を見いだせる人こそ、本当に輝く人です。
私たちが磨いているのは床や壁だけではなく、人の暮らしと心の安心感。
だからこそ、仕事に誇りを持ち、誰よりも丁寧に取り組むことを大切にしています。
会社を訪れるお客様の多くは、「NHCさんは社員さんが明るいですね」と言ってくださいます。
その明るさは、職場や車両、道具、心の整理整頓から生まれています。
——人が整えば、仕事が輝く。
——仕事が輝けば、お客様が笑顔になる。
まさに「人と仕事を輝かせる」の循環です。

清掃の現場では、時に頑固な汚れや予想外のトラブルに出会います。
それでも私たちは逃げません。
なぜなら、そこにこそプロとしての成長のチャンスがあるからです。
落ちにくい汚れに対して試行錯誤する時間。
それは単なる作業時間ではなく、「知恵と工夫を磨く時間」。
一件一件の現場が、私たちの経験と人間力を育ててくれます。
“汚れの向こうにある輝き”を信じて取り組むこと。
それがNHCのDNAであり、社員一人ひとりが大切にしている姿勢です。

この言葉は、個人だけでなく、会社組織にも通じる教えです。
組織にも塵や垢があります。
それは「惰性」「慣れ」「言い訳」「責任の押し付け合い」など、目に見えない汚れのようなもの。
私たちは、これを日々払っていかなければなりません。
・小さな違和感を放置しない
・問題を隠さずに共有する
・感謝の言葉を惜しまない
こうした“心の掃除”を続けていくことで、組織全体が澄み渡り、良い仕事が生まれる。
つまり、「塵を払わん、垢を除かん」とは、NHC全体の在り方そのものなのです。
私たちの経営理念「人と仕事を輝かせる」は、清掃という仕事を通じて“人の可能性を引き出す”という意味を込めています。
汚れた床が再び輝きを取り戻すように、人もまた、磨けば光る。
清掃という仕事は、そのことを日々教えてくれます。
だからこそ私たちは、現場で学び、仲間で支え合い、磨き合う組織を目指します。
「塵を払わん、垢を除かん」
——それは、私たちが心に刻む原点の言葉。
そして、「人と仕事を輝かせる」——それは、私たちが未来に掲げる誓い。
これからもNHCは、清掃という仕事を通じて、人が輝き、社会が明るくなる循環を生み出していきます。

